BRAND HISTORY    

BRAND HISTORY vol.16

大澤酒造株式会社

330余年の時を越え 澄みわたる酒を醸す酒蔵

山里に連なる古き宿場で育まれた酒造りの心。澄んだ水と良質な米が生む清冽な味わいは、歴史に磨かれながら受け継がれてきました。

330余年の歴史を受け継ぐ蔵

北に浅間山、南に蓼科山を望む茂田井宿。この静かな地で330年以上にわたり酒造りを続けてきたのが大澤酒造です。茂田井村の名主を務めてきた大澤家が酒造りを始めたのは1689(元禄2)年。以来14代にわたり「ほんとうに旨い酒造り」を家訓に掲げ、時代の変化を超えてその味わいに磨きをかけてきました。 現在は14代目蔵元の大澤真さんを筆頭に、杜氏を弟の大澤実さんが務め、歴史を重ねた蔵の息吹を今に伝えています。

透明感を追求する酒造り

大澤酒造が醸す酒の特長は、何よりもその「透明感」。米は、長野県産の酒造好適米である美山錦・山恵錦・ひとごこち・金紋錦を主に使用しています。約35年前に四角い甑(こしき)を導入し、米を薄く張って均一に蒸し上げる工夫を凝らしました。さらに2011年には麹室を改修し、温度の異なる作業を同時に行えるように整備。品質向上への取り組みは、世代を超えて続いています。 看板銘柄「明鏡止水」をはじめ、低温熟成させた「勢起(せき)」、地元春日産の酒米で仕込む「信濃のかたりべ」など、ラインナップは個性豊か。また、蓼科山の標高1850m地点の源泉を汲み、立科町産の美山錦で醸す「大吉野」は、昔ながらの味わいを伝える一本として親しまれています。


料理に寄り添う味わいを追求し 日本酒の新たな魅力を発信

「日本酒の美味しさをもっと広げていきたい」。それこそが大澤酒造が目指す未来です。長きにわたり受け継がれてきた透明感を大切にしながら、現代の料理に寄り添う味わいを追求し、季節の素材に合う一本を丁寧に醸す―。こうした姿勢の延長に、日本酒の新たな魅力が広がっていくと考えています。 伝統を守りながらも挑戦を続ける大澤酒造。茂田井の穏やかな空気の中で生まれるその酒は、今日も変わらぬ清らかさと誠実さを湛え続けています。


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敷地内には、大澤邦雄画伯の作品が飾られた「しなの山林美術館」や「書道館」、「民俗資料館」が併設されています。創業時に醸造されたと伝わる白磁古伊万里の壺に入った酒は、1969年にNHK番組内で醸酵学の権威・坂口謹一郎博士により開栓され、日本最古の酒として紹介されました。現在は大切に展示され、長い歴史の歩みを静かに物語っています。








大澤酒造株式会社
TEL 0267-53-3100 

住所 佐久市茂田井2206  

HP https://www.osawa-sake.jp



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