この街の仲間たち    

ほっとここあ

出演予定に合わせて活動しているので練習は不定期でその都度行っています。「活動への参加、出演依頼も大歓迎!」と代表の山下かほりさん

はじまりは人形劇

人形劇や大型紙芝居で地域に笑顔を届けるボランティア団体「ほっとここあ」。30年程前に母親クラブが制作したとされる人形が児童館に眠っているのを見つけ、年の近い子どもを持つママ友仲間が人形劇に挑戦したのをきっかけに、2010年から本格的に活動を始めました。現在は13人のメンバーに、小中学生に成長したメンバーの子どもたちも加わり、活動を盛り上げています。 人形劇、飛び出す大型紙芝居のほかにも手品、バルーンアート、オリジナルのご当地ヒーロー「KZ-1」のヒーローショーとさまざまなパフォーマンスを行います。児童館や福祉施設で披露したり、依頼を受けてイベントに出演したりしています。ステージで使う大道具や大きな紙芝居の枠は、ものづくりが得意なメンバーの手作りです。

“楽しい”が出発点

ステージではメンバーの子どもたちも演者として活躍しています。知らない人の前だから表現ができるという子どもも多いそうです。中学1年生の千尋さんは、「みんなで協力してうまく上演できたときの達成感は格別です」と話します。 「自分たちの“楽しい”が出発点でしたが、いつの間にか子どもた ちの成長につながり、観てくださった人が“また来てね”と楽しんでくださるようになり、活動がより意義のあるものになりました」と話すのは創設メンバーの土屋聡子さん。「生活の負担にならないように楽しく続けていくこと」も大切にしているそうです。

発足のきっかけになった人形。当時を知る方は「ほっとここあ」までご連絡を

新たな表現の世界にも挑戦

2025年は、昔話の「桃太郎」を現代風にアレンジしたオリジナル人形劇「新・桃太郎」に挑戦しています。また、子ども落語に取り組み、学校や地域で披露するメンバーも。そして6月15日に軽井沢町中央公民館で行われる「ちいき活動みほん市」にも出演予定です。「“ホットココア”のように、観る人があたたかい気持ちになれる存在でありたい」と話すメンバーたち。これからも子どもたちや地域の方に楽しい場を提供してくれることでしょう。


ほっとここあ
お問い合わせは ☎0267-45-8113(軽井沢町ボランティアセンター)




TOP