ヨーロッパ発祥の3Dアート
同じ絵柄の紙を何枚も切り抜き、丁寧に貼り重ねることで、絵が浮き上がるような作品に仕上げることができるヨーロッパ発祥のアート「シャドーボックス」。小諸・上田・埼玉で講師を務める佐藤千月さんを中心に、月に2度、7人が集まり活動しています。ほんまち町屋館や市立小諸高原美術館に展示されていた作品を見て、「自分も作ってみたい!」と通い始めた人がほとんどだそうです。
好きな絵を題材に作品作り
最初は2時間程度で完成させることができる小さな作品を作り、慣れてきたら自分の好きな絵柄で作品作りをします。簡単なものは数時間、大きいものは数ヶ月から半年かけてコツコツと制作するので、完成した作品を額に収めたときの感動はひとしおだそうです。教室では佐藤さんのアドバイスを受けながら、各々自分の作品作りに没頭しています。
始めて13年ほどになるという山浦さんは「紙とは思えない陶器のような質感に感激して始めました。周りの人から作品を褒めていただくと嬉しくてやる気が出ます。興味を持ってくれた方に作品をプレゼントするととても喜ばれます」と嬉しそうに話します。また、友人に誘われて始めたという山崎さんは、「自分の好きな絵を作品にできるところが魅力。私の人生で一番というくらいはまっています」と笑顔で語ってくれました。
あぐりの湯こもろで作品展
作品制作は単純な作業の繰り返しですが、絵に立体感が生まれ表情が変わる様子や、額に入れた瞬間の達成感は、絵画や手芸とはまた違った魅力があるそうです。家族や友人への特別な贈り物として、年齢を問わず長く続けられる趣味として、作品作りに取り組んでいます。それぞれの手から生まれた繊細で躍動感あふれる作品は、8月1日~31日まで「あぐりの湯こもろ」に展示されるので、「シャドーボックスの奥深い世界をぜひのぞいてみてください」と仲間たち。作品を通してシャドーボックスの楽しさを伝えてゆくことでしょう。
ドリームボックス 小諸教室
お問い合わせは ☎090-2464-9058(講師 佐藤千月さん)