

風土が育む立科りんごから生まれた 唯一無二のシードルを多くの人へ
立科りんごの魅力を、そのまま形に。たてしなップルブランドは、一年を通して楽しめるシードルを主軸に、土地の恵みを発信しています。

立科のりんごから始まった挑戦
昼夜の寒暖差が大きく、果樹栽培に適した立科町で始まったたてしなップルの物語。もともとはりんごの生産を行う農家でしたが、「恵まれた気候風土が育む立科のおいしいりんごを、限られた収穫期だけでなく一年を通して届けたい」、そんな思いから加工という新たな道を模索し、2004年3月に設立したのが、りんごの加工・販売を行う「有限会社たてしなップル」でした。
贈答品にも用いられる高品質なりんごを使い、まず手がけたのがりんごジュース。素材の力を最大限に生かしたその味わいは、次なる挑戦への第一歩となりました。

素材を生かすものづくり
りんごジュースの可能性をさらに広げる形で誕生したのがシードルです。近隣の古屋酒造店に醸造を委託し、試行錯誤を重ねながら完成させたシードルは、立科りんごの個性を映す一本となりました。 やがて生産量の拡大と品質向上を目指し、2017年に立科町初となるワイナリー「株式会社たてしなップルワイナリー」を設立。2019年2月に醸造免許を取得し、同年10月にはファーストヴィンテージを出荷しました。歴史ある老舗酒蔵の製法と、ワイン醸造に精通した井上工場長の経験とノウハウが融合し、シードルは新たな味わいへと進化を遂げました。
自然体を追求するこだわり
たてしなップルのシードル造りの核となっているのが、アンセストラル製法です。高品質なりんごを絞った果汁に酵母を加え、一次発酵の途中で瓶詰めを行うこの方法は、手間がかかり、瓶詰めのタイミングの見極めも難しい製法です。それでもこの製法にこだわるのは、十分な糖度が必要なシードル造りにおいて、立科りんごは自然のままでその条件を満たしているからです。砂糖などを加える必要がなく、りんご本来の風味をそのまま表現することができるのです。 2020年には、ぶどうを使ったワインのファーストヴィンテージも出荷しました。立科町内で増えつつあるワイン用のぶどうと向き合い、樽熟成を施しながら、最適なタイミングを見極めて販売しています。
立科から広がる未来への展望
シードルもワインも、その味わいを決めるのは原料です。いかにおいしいりんごやぶどうを育てるかが、ものづくりの要となっています。 立科町の国道沿いに構えるアンテナハウスは、立科りんごのおいしさを発信する拠点です。加工品をはじめ、シードルやワインの購入ができるほか、アップルパイやりんごジュースなどが味わえるカフェも併設。「りんごをきっかけにシードルやワインのおいしさに触れてほしい。そして、ワインを通じて農業に関心を持ってくださる人が増えたら嬉しいですね」と取締役の市川さんは言います。
・ ・ ・ ・ ・ ・
たてしなップルはこれからも生産者とともに歩み、立科町の魅力を発信し続けていきます。
